サイコパス劇場版感想と考察まとめ [サイコパス劇場版]
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→サイコパス劇場版での狡噛
→感想と考察第11話「WHAT COLOR ?」
サイコパス劇場版の感想と考察まとめです。
全体を通しての感想と考察今後の3期!?の予想も・・・!??!!!!
サイコパス劇場版。
どうやら・・・とっても好評のようです。
全国103スクリーンながら週末2日間で動員9万3164人、
興収1億3689万9100円をあげています。
僕も2日目に見に行ったのですが、
イイ感じて埋まっていましたね。
グッズコーナーも人だかりでした・・・。
今迄は全5回に渡りストーリーを追いかけてきましたが、
┣劇場版感想ネタバレ考察
┗サイコパス劇場版感想と考察その1
┗サイコパス劇場版感想と考察その2
┗サイコパス劇場版感想と考察その3
┗サイコパス劇場版感想と考察その4
┗サイコパス劇場版感想と考察その5
今回は全体を通しての感想を・・・
出来は満足?
正直。
大満足ですね。
ただ、意地の悪い見方をすれば、
「尖がった作品ではない」
という事は言えるかもしれません。
舞台を海外とした事で今後の展開にも影響は少なく、
また、新しい要素(例えば2期の集団的サイコパスとか)も出てきていない。
また、シビュラやサイコパスといった設定を知っていれば、
2期は当然、1期を見ていなくても楽しめるようにまとまっていましたからね。
しかし、それでも「優秀作品」で既存ファンにも新規ファンにも楽しめる作品でした。
113分という長丁場でありながら、
観終わったあとは「もう終わり?」というテンポの良さ。
序盤からの伏線回収のスムーズさ。
そう。
「霜月監視官。局長室まで来たまえ」
この禾生局長のセリフから既に伏線ですね。
先輩に空気読めとか言ってましたけど、
あんちょこ(昭和の言葉です!)見ているんだから、
分かって当然ですね。
続いて、序盤の迫力満点のドローン対ゲリラの大規模な戦闘シーン。
ここは「攻殻機動隊SAC」をご覧になった方なら懐かしい?
兵器の登場も嬉しかったですね。
さらに、中盤の肉弾戦を主体としたデスモンドの傭兵部隊とゲリラの輪舞曲(ロンド)を、
思わせる戦闘シーン。
個人的には進撃の立体機動を彷彿させましたね。
そして、最後のデスモンド戦×2回。
ここでは原始的な肉弾戦を披露。
あ、肉弾戦言えば狡噛と朱の邂逅も良かったですね。
お互いを確かめ合うような美しい肉弾戦でしたね。
・・・朱ちゃんすっかり強すぎてちょっと寂しかったけど。。。
映画版の場合時間的制約kから大がかりなアクションは描けても、
どうしても「思想的」な部分を描くのは難しいですよね。
しかしそこも一発で描いていたと思います。
最後
「歴史に敬意を払いなさいシビュラシステム!」
というセリフに全てが集約されていたんだと思います。
これって「自分が決める」ってことなんですよね。
例えば外形的には同じような人生。
18歳で大学に入学して、
22歳で就職して、
26歳で結婚して、
28歳で父になって、
30歳で住宅ローン組んで、
32歳で課長になって、
40歳で部長になって年収が1000万円超えて、、
50歳で役員になって、
52歳で子会社社長になって、
54歳で娘が結婚して、
56歳で孫が生まれて、
60歳で顧問になって、
65歳で引退して、
75歳で家族に見守られて亡くなる。
こんな人生を送った二人の男性がいたとします。
全部自分で決めてきた人と、
親、彼女、妻、上司、先輩・・・
人に言われて生きて来た人では、
きっと今わの際に見える景色って違うと思うんですよね。
もうちょっと大仰な言い方をすれば、
血を流して得勝ち取ってきた欧米の「民主主義」と、
突然外部から民主主義をもたらされた日本にとっての、
民主主義?のような。
朱ちゃんはその事を言っているんですよね。
「自ら選択する事に意味がある」
シビュラはもはや人ではない脳味噌お化けなんで、
結果が同じならそれでいいじゃん!という考え方。
刑法の結果無価値と行為無価値にも通じる考え方かな。
思想戦を描くにはやや短い中に、
綺麗に納めた制作陣には拍手ですね。
とは言っても・・・
まあ、べた褒めではつまらないので不満も。
僕の個人的感想なんでヤな気持ちになるかも。
それを覚悟して読んでね。。。。
これは「劇場版」という性格や1期に遡る部分もあるので、
致し方内面もあるんですけど。
まず、狡噛なんですが既に彼は「槙島」を超えているんですよね。
槙島を理解して(つまり超えている)ので幻が登場してもいいのですが、
それほど狡噛にインパクトを与える事はできません。
結局狡噛自身の「自問自答」でしかない。
なので、狡噛が槙島の幻と対話するシーンはイマイチ入り込めませんでした。
それを考えると、
1期の槙島の人間的な「深み」ってやつをもっと深ーくしておいた方が、
良かったかなと思います。
⇒英雄になり損ねた?槙島聖護について。
⇒サイコパス劇場版を見ての狡噛さんの今後。
それともう一つ。
今回、宜野座さんは見せ場ありましたが・・・
僕の愛する唐之杜さん初め公安局刑事課のメンバーの活躍が少ない!
それでもまあ、唐之杜さんはまだあった方ですかね・・・。
1期は26話という事もあって、
マサさんやカガリくん、弥生さん・・・
みーんな印象的なシーンが沢山あったんですけど、
サイコパス2期と劇場版はその活躍がちょっと少ないかしら・・・
でも。
印象的なキャラクターは殺されてしまう運命にあるからなぁ・・・
今回、誰が死んじゃうんだろうって不安だったし。。。
あと、新キャラクターのニコラスとデスモンド。
ニコラスはあんな感じでいいんですが・・・
デスモンドはちょっともったいなかったかな。
というのは殺さなくてもいいかなと。
3期や今後の展開で使える人材かなーと。
狡噛を手に入れられなかったデスモンドは、
シーアンで「アジテーター」の素質をもう一人見つけていた・・・
みたいな。
今後の展開は・・・?
今回の劇場版でこのサイコパスシリーズはある意味「フリーハンド」を、
得た状況かなと思います。
今後、このまま1期や攻殻機動隊シリーズのように、
長編アニメで1つの軸となる物語を展開しながら、
一話完結の世界を描く事もできますし、
シリーズを終わらせるような展開を新しい劇場版で描く事もできる。
個人的には・・・
26話シリーズでやって欲しいな・・・
そうそう、鹿矛囲事件が13話というのはもったいなすぎだったと思うんですよね。
東金さんが活躍する1話完結モノも見たかったな。
そういう部分でキャラクターに思い入れが入るほど、
最後のストーカーとマザコンっぷりの衝撃が増すみたいな。
あ、脱線しました。
そう。
やはり次のシリーズではシビュラと完全に協力し合いながら、
槙島や鹿矛囲以上の強敵、いや、思想犯との戦いかな。
ではその展開は・・・?
僕の予想展開は2期で終わってしまったんですよね・・・
うーん。これでは脚本家にはなれませんね!
後は、システム自体はシビュラに近いものを持ちながら、
シビュラとは全く正反対へ動いていく海外のシステム。
あるいは、日本のシビュラよりもより加速度を上げるシビュラ。
シビュラの目標は安定した社会の創出。
しかし、次のシビュラは明確に「人類」の滅亡を目的とするシビュラ。
次期シリーズは
シビュラと戦う朱
この「と」が」どちらになるのか?
対戦か共闘か。
でも3期は絶対やると思うんですけど!
皆さんはどうお考えですかね・・・?
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→サイコパス劇場版での狡噛
→感想と考察第11話「WHAT COLOR ?」
2015-01-18 01:37
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コメント(6)
トラックバック(0)
解説楽しく読ませてもらいました。
2期は少し売れればあるけれど 3期がある作品ってなかなか無いものですから期待は持ちませんが あったら滅茶苦茶嬉しいですね!
by NO NAME (2015-01-29 00:47)
No Nameさん
コメントありがとうございます!
そうですね!期待しないで待ちましょう!
そしたら嬉しさ◎ですからね。
逆にあると思ってないと悲しいですからね・・・
あああ。でも僕はもう結構3期期待しちゃっているかも・・・。
by 管理人室 (2015-01-31 16:04)
考察など興味深く拝読させていただきました。
小説版読めば結構アニメで不明瞭な部分が補完されてていい感じですよ。
角川版なら安いですし、早川の短篇集はチェ・グソン編が他国の状況の一端を知ることが出来ます。
そして、更に3期の制作してほしくなるという巧妙な罠が・・・。
by NO NAME (2015-02-13 11:10)
NO NAMEさん
コメントありがとうございます!
小説版までは見ていなかったので確認してみますね。
「3期の制作してほしくなる・・・」
ってスゴイ気になります・・・!
by 管理人室 (2015-02-15 14:19)
どうも、お邪魔します。
私も劇場版観ました(BD予約済み)
よくあの時間内に収めたなって私も同感です。
そして、劇場版の不満点の一つとして
挙げられた咬噛と槇島の件ですが、彼との会話において槇島のインパクトが薄いという事について。
まだ咬噛が引きずっているというより、
デスモンドが「俺達の仲間にならないか?お前は人を惹き付ける、今から教育してやる。」みたいな事を言ってましたよね。
その後に、槇島の幻影が顕れた。
咬噛自身も忘れていた。忘れていたかった。
ゲリラたちの指導をしていた時は
忘れられたのかも知れない。
だから、デスモンドの言葉で否応なしに槇島を再意識したのかも。
描写がそこら辺少ないというのは、私自身気になります。もっと補完して欲しいとも思う。
ただ、この映画は第一期を観たファンへの贈り物だと思うんですよ。
だから、観てるファンに「読みとれ!」
と。
まあ、最初の英会話は要らなかったかな別に。とは思いますが
そこをリアルにしたいなら、実写にすれば?
と尖った感想は抱きました。
長文駄文すみませんm(__)m
by ツイテールはつき (2015-04-11 09:59)
ツインテールはつきさん
コメントありがとうございます!
「第1期観たファンへの贈り物」
なるほどですね。
確かに・・・・
槙島登場の瞬間は高まりましたからね。
ちょっと僕は複雑に考えすぎていたかも・・・
by 管理人室 (2015-04-12 23:32)