サイコパス2期最終回感想と考察第11話「WHAT COLOR ?」

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→サイコパス劇場版での狡噛
→感想と考察第11話「WHAT COLOR ?」


サイコパス2期11話最終回「WHAT COLOR ?」の感想と考察。
おばあちゃん・・・・





ついに邂逅した鹿矛囲桐斗と東金朔夜。
鹿矛囲はドミネーターを東金に向けるが、
常守朱は鹿矛囲を守る。
朱は東金と手摺を手錠で繋ぐと鹿矛囲を伴い、
ノナタワーの地下へと至る道へ案内する・・・






東金朔夜は母東金美沙子を曇らせる鹿矛囲を処分できなかった自分を憎む。
そして・・・
そう。
思い出していた。






かつて生身であった東金美沙子を処分したのが自分である事。
そしてその事件をきっかけに本来免罪体質者として生を受けたはずが、
圧倒的な「犯罪係数」をたたき出し、
さらには「他人を黒く染める」能力が開花した事を。






回想シーンでは東金美沙子の局長と話をする場面がありましたが、
東金朔夜は筋金入りのマザコンでしたね・・・・。
監視官を黒く染めて執行し続けてきたのは、
黒く染まった事で母の期待に応える事ができなかった自分への憤り。
そして、監視官を・・・というかクリアな人間を黒く染める事で、
母美沙子（シビュラ）の「クリアな色相」をより際立たせるという歪んだ愛情・・・






そして・・・






そこに現れる局長の皮を被った東金美沙子。
東金美沙子は朱の監視官権限を剥奪。
朱は怯むことなく東金美沙子ではなくシビュラに尋ねる。

「集団的サイコパスを受け入れるのか」

その時・・・
東金美沙子の犯罪係数が300を超え、
エルミネーターモードが起動！！
これはシビュラが個人でありながらも並列化されている証左。
結局東金美沙子は執行されてしまいますね。






そしてシビュラの間。






シビュラ常守朱の提案を受け入れて集合的サイコパスを受け入れます。
そしてその代償として集合的サイコパスを濁らせる要因となる、
シビュラの「個」は消滅。






それはつまり・・・
鹿矛囲にも「色」がついた事を意味します。

「犯罪係数4？？」

犯罪係数が400を超えた鹿矛囲は執行対象に。
鹿矛囲は大人しく・・・いやそんなはずはなかった。

「その銃口をなぜシビュラに向けない」

？？？？？？？
となりましたがどうやら裁く人間、つまり朱がドミネーターを向ければ、
鹿矛囲がシビュラに向けたドミネーターの数値と違った結果が・・・？
という事のようですね。






そしてシビュラもその可能性に戦慄していました。
結果的には漆黒東金さんと相討ち（東金さんの死は時差が）という形に。

鹿矛囲事件始末

東金朔夜に利用されていた事を許せなかった霜月美佳は、
東金朔夜を追いますが既に事切れていました。
この事件を通して霜月美佳の雰囲気が変わりますね。






酒々井水絵。
第一話で浚われた酒々井水絵は再び捕縛されます。
どうやら「パラライザーモード」クラスの濁りですんでいたようです。
須郷執行官が上司である青柳監視官を執行した強襲型ドミネーターで。






雑賀教授。
雑賀教授は再び隔離施設へ。
どうやら教授自身の色相の濁りは回復傾向にあったようですが、
それは朱の存在であり依存を嫌った結果。






そして常守朱。
禾生局長・・・いやシビュラシステムはは朱を高く評価。
その脳を提供してシビュラと一体化の提案をしますが、
朱はそれを拒絶。

考察

僕は最初はサイコパス2では朱は鹿矛囲を追いかけながら、
シビュラ右派とシビュラ左派と合従連衡を繰り返し・・・！
と予想していました。






そして中盤からは鹿矛囲の目的はシビュラを裁く事だと考えました。
しかし、裁くために「全能者のパラドクス」を解く方法は結果的には反対でしたが・・・
僕は並列化を余儀なくされながら「個」を特定し続けている事に注目しすぎてしまいました。
並列化されたシビュラが「個」に戻った瞬間をドミネーターで執行する。
その執行に「免罪体質者」でさえ黒く染める「東金朔夜」が絡んでいる・・・・と、
考えたんですね。






東金朔夜の目的はシビュラを黒く染める事。
そう。自分を生み出した母東金美沙子が「個」を特定している時に黒く染めて、
執行する事。






今まで監視官を黒く染めてきた事、
そして、「朱を黒く染める」事に拘っていたのは、
まさに免罪体質者（つまりシビュラ）と見紛うばかりの朱を黒く染める事が、
この作戦の最終準備。






鹿矛囲と東金朔夜は同床異夢・・・・
と思っていたのに。

「母さん！！！！！！！」

なんとただのマザコンでした。
最後、東金朔夜さんの哀れな姿がショックでしたね・・・・
予想も外れましたし。






ただ、シビュラが一枚岩ではないという僕の予想は正解でした。
集合的サイコパスを認めた事で自分の色を取り戻す事ができて、
喜んでいるシビュラもいたっていう事ですからね。
そしてその副作用として東金美沙子をはじめとする、
一部のシビュラはその存在をデリートされてしまいました。






まあ、正解・・・といっても、
展開は予想より早かったんですが・・・。
というのはサイコパス2期では鹿矛囲をシビュラと常守朱が協力して追いかけます。
そして、劇場版では鹿矛囲を追跡する過程で顕在化した、
シビュラの左右対決からシビュラ左派・常守朱連合VSシビュラ右派（東金美沙子系）、
と考えていましたからね。






今回で一応鹿矛囲事件は解決。
そして東金美沙子に代表されるシビュラの「右派」は消滅。
最後、局長に朱はシビュラに誘われていましたからね。
（個人的には最終話の局長は最初の局長と同一人物で生身の時は男性と予想・・・）






つまり・・・・
劇場版ではシビュラシステムの存在はメインテーマにはならなそうですね。





ユートピアとは？という主題はもしかすると、
このサイコパス2期の鹿矛囲事件で最後かもしれませんね。

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